10年前、住宅地で見かけるウッドデッキはほとんどが針葉樹のもので、SPF,または米杉(ウェスタンレッドシダー)などでした。弊社でも昨今は10年ぐらい前に施工され、腐食したウッドデッキの リノベーションが多くなり、お客さまと当時の10年前の話をすると、当時はお客さまも木材の選択ができなかったこと、業者の言いなりであったこと、また業者も何がウッドデッキに一番適切な木材か解っていなかったようです。
10年前は公共工事、商業施設などでデッキのボードウォークが流行りだし、ジャラ、セランガンバツ、イペなどで施工され始め、私どももその施工に 携わり始めました。しかしこれらのハードウッドは一般のご家庭で使われるケースはごくまれであったようです。10年前といえば、ある意味すべてにおいて「選択肢のない時代」でした。情報が欲しくとも入手し難くまだウッドデッキという言葉自体が認知されてないようでした。しかし5年ほど前からインターネットの普及と同時に情報が一般の消費者と業者でダイレクトに交換されるようになると、お客様がウッドデッキ材の選択が可能になりました。
当然ですが、お客様は耐久性の良い材質つまりハードウッドをお求めになり、現在においてはお客様がハードウッドを指名するのが当たり前になりました。それでも2,3年前はウェスターンレッドシダーをお求めのお客様もおりましたが、ここ1年ぐらいでほとんどレッドシダーの名前を口にされるお客様はいなくなりました。現在のウッドデッキは「高耐久性はあたりまえ」の時代といえます。ハードウッドを使うのはあたりまえといえば、その他の選択として防腐材加圧注入材もありますので語弊がありますが、天然にこだわりのあるお客様はケミカルを嫌う傾向があり、やはりハードウッドが人気があるようです。
しかし、ハードウッドは主に南洋系の広葉樹であり当然乱獲すれば在庫がなくなり安定供給が難しくなります。まして熱帯雨林の伐採は諸説さまざまな主張はありますが、環境破壊のシンボル的な扱いになっております。昨今のお客様には敢て環境負荷の少ない材料をお求めになる方も増えております。
そこで出てきたのが、人工木材(プラスチック、木粉が原料)ですが、ウッドデッキを愛する人からは邪道であるとの指摘もかなりありました。私どもも天然にこだわりたい気持ちと地球の環境問題を無視できない葛藤がありましたが、思いのほか人工木材をご要望のお客様が多くなり人工木を扱うようになりました。しかし、環境の問題で言うと人工木の製造工程では二酸化炭素を排出しますので、問題は ありますが、ペットボトルなどのリサイクルPE,建築廃木材などをリサイクルできることからそちらの環境効果が高く、素材の供給サイドも安定しておりますのでハードウッドの 次世代は人工木材のようです。
現在、弊社ではハードウッド(ウリン、イペ、他)と人工木材の取り扱いをしておりますが、これらの素材についてこだわりはないと言えます。それは高耐久はあたりまえであり、お客さまが素材を選択する時代です。それではウッドデッキ専門業はただの施工屋さんなのか?私たちはウッドデッキと言うアウトドアの商品を通じて何かを御提案すべきであると考えております。
デザインと一口で言わず、そのデッキやフェンスが家の顔になるデザインもあれば、過去にお客様が訪問した国々の印象を再現するデザインもあります。 または、お子様やペットとくつろがれるウッドデッキもあり、さまざまなライフスタイルにアウトドアでくつろぐ文化、おそらく日本人にもかつて縁側でくつろぐアウトドア文化のDNAはあるはずです。 ウッドデッキがただ耐久性がよけれ良い素材の時代 作って3ヶ月もすると利用することを忘れられたウッドデッキの時代は終わり、弊社は新しいアウトドアライフスタイル時代のウッドデッキを お客さまに御提案していくのが使命であると考えております。