今回ご相談のあった物件は、出入りのできるベランダが1.6m×1.6mと真四角。

洗濯物を干したりすることを、ここだけで完結するには、手狭な環境。

しかも正面側ベランダは、ひと一人が立てる幅しかないうえに、基本的には出入りできない作り。

陽のあたりが一番良い駐車場上も有効活用して、ベランダとして大きく使えるように、

洗濯物がたくさんあっても、全部干せるように拡大したいということでした。

このような変形でも、施工実績の多い弊社では、施主様のご希望をカタチにしました。

 

施主様の駐車場左右には、壁などの仕切りがないですが隣家の駐車場がひと続きとなっている

環境でしたので、設計段階から柱の位置や仕上がり寸法など、調整をしています。

それでも、もともと無かった箇所に柱が立つことで多少の違和感・圧迫感等々を感じると思います。

 

出入りのできない正面側ベランダの高さに、デッキの床面を合わせることで、フラット感が

大きく感じるようにしています。

この状態で構造材の分を差し引いても、車の邪魔にならない地上高(2m超)を確保しています。

 

落下防止フェンスは、「目隠しではない」というご希望や風抜けなどを考慮して、材のすき間を

平均3センチとしています。フェンス材は縦貼りで設定しています。縦貼りの場合、お子さんが、

フェンスに足をかけて登るということが困難になるので、ご家族としても心配が多少減ります。

小さいお子さんのいるご家庭には、横貼りよりも縦貼りをおススメしています。

 

今回の特徴としては、出入りのできるベランダから、駐車場上ハイデッキに行き来しやすいように、

階段と渡り廊下を設計しました。イメージとしては、船に乗るための桟橋としています。

場合によっては、「階段だけ作成」ということもあります。しかし、今回の場合、階段を上がり

ベランダの段差を降りて、またデッキへの段差1段分上がると想定されましたので、高低差を

1工程でも減らそうと設定しています。

 

洗濯物やお布団などを持って、階段を上がり、渡り廊下を渡って・・・

実生活での導線を考えるのであれば、それすらも「使いづらい」とご指摘がある作りかもしれません。

しかしながら、今回例も含め、狭小ベランダをお持ちの場合、出入りも含めた実用性や拡張性などを

重視している施主様が多いため、選択肢としては「アリ」なのではないでしょうか。

1軒1軒のご都合やご希望に沿った提案・施工を行っています。

オンリーワンのためのご相談、お伺いします。