一昔前に「米杉」で作ってもらったウッドデッキが崩れかけてきたために、安全に配慮してのご依頼となりました。毎年の塗装など、お手入れされていたために、表面上で極度な腐敗は見当たらないほどでしたが、バルコニー側ではデッキ面から竹やぶの土まで4メートルもあり、万が一のことを考えるといいタイミングだったと思います。今回は、色々なハードウッドの耐久性の説明や短期間のサンプルを見ていただいた中で、床板もフェンス材にも天然木のウリン材でご希望となりました。

大雪が降ったときに(床板材が傷んでいたとはいえ)グラつきを感じたと聞き、今まで金物の方杖で支えていた米杉と比べ、ウリン材の質量の違いを構造計算すると、柱立て構造とするように大きく変更しました。地面が竹やぶや腐葉土であっても、沈まないよう処理をすることで柱も立てれます。これで大雪のような荷重がかかっても安心できます。

フェンスに関しては、玄関側も含め「景観を壊さない、景色を楽しむ、壁としない」をカタチとして隙間を大きく設定しました。唯一、バルコニー側の一部、バスルーム前のみ見えづらくするために貼り枚数を増やしています。

米杉の踏み板や手すりは、同じように腐り崩れていましたが、同じウリン材に交換するだけで、安心して昇降できるようにしました。側面の鉄材は錆が出ていますが使用するに問題がありませんでしたので、要望通り使用することができました。