庭に広がりとプライバシーを

戸建ての庭では、花壇や家庭菜園などに使える土のスペースがあります。手入れをしていても時期によっては雑草処理に追われる毎日になります。除草剤を撒いてしまえば済む状況なら良いですが、ペットがいるお宅では、万が一を考え庭に出して遊ばせるのも躊躇してしまいます。そんな状況では、ウッドデッキがお勧めです。
施主様は、ペットと過ごせる空間づくり、道路側からのプライバシー確保、そして現時点での駐輪場を確保しつつ、少しでも出幅を増やしたいとの事で、既存のメッシュフェンスを取り払い、駐輪場側に15センチ外に広げる形となりました。メッシュフェンスの立っていたブロック分を含めると全体的に30センチ伸びましたので、使い勝手も広がっています。
皆さんが悩まれるフェンスのすき間。今回は15ミリに設定しています。デッキ上やリビングでくつろぐ際に目線が切れるようにしつつ、「詰めすぎない」「人は認識できる」「風抜けがする」も考慮しています。
高さはデッキ上から1.25メートルなので大人では胸から首元位の高さです。あまり高すぎると圧迫感もありますし、お部屋が暗くなります。よっぽど近隣の家が密接していて窓除けしたい場合を除き、防犯上の観点からもあまり高くしないことをおススメしています。
最近のオプションで人気急上昇が、床下収納用蓋の作成です。構造材（骨組み）があるので、完全に床下全体を使えるわけではないですが、「あまりデッキ上に置いたままにしたくない。見せたくないので床下スペースにしまう」という観点からでしょう。効率的な使い方ですね。ただ全体を蓋化することは床材も構造の一部としているため耐久性を保つ上で保証しかねるため、一部の作成とさせていただいています。