ここにデッキがあれば（ぜったい）便利です

新築で住んでみると色々と「ここはこうだったらいいな」「こうしたいな」などの理想や希望が出てきます。今回はそのうちのひとつ、駐車場上の擁壁部分にハイデッキを作って大きく、そして便利に使いたいという横浜市緑区の施主様より依頼をいただきました。
初めてお伺いした時に「これは」と思ったのは、家の壁と落下防止として付けている既存のメッシュフェンスとの間が40センチほどしかなく、正面側と出入りのできる窓までの導線がとても使いづらいことでした。お部屋からのアクセスもそうですが、普段使いとしても、デッドスペースとしている駐車場上にハイデッキができれば、多用途できる空間となると思いました。
ご要望で、駐車場に入れる際に柱の位置が問題との事でしたので、道路側からオフセットして配置しました。柱の位置をオフセットしても、構造材にはハードウッドで強度・耐久性に優れたウリン材を使用していますので、長い年月安心してご使用いただけます。
床板やフェンスは、人工木を使用しています。ささくれが出ないことで、お子さんやワンちゃんなども気遣いなく遊ばせられますね。お部屋からのアクセスも楽々できるように高さをサッシ下に設定しています。中途半端な段差がない分、とても使いやすい状態になっています。
駐車場上ハイデッキと言いつつも、道路からの人の視線は気になりますよね。隙間としては12ミリとしていますので、道路から見上げると木材しか見えません。しかし、真正面から見ると多少の人の存在感を感じますし、自然の風が抜けるすき間となっています。
真夏の陽射しを和らげ、ターフなどを取り付けられるパーゴラもオプションで設定することで、暑い夏でも快適に過ごすことができます。