樹脂木(人工木)と天然木の違い
ウッドデッキの木材は何が良いのか?
priceウッドデッキを作りたいけど、いざ調べてみるとこの悩ましい選択があります。
木材は何が一番いいのだろうか?イぺやウリンかそれとも特殊な薬品の入った木材か。最近の樹脂木なども良さそうだけど、それではネットで調べて専門業者に聞いてみると…
- 天然木の専門業者の回答
- シロアリに弱く、耐久性が低いですよ
- 樹脂は熱くなるからやめた方がいいですよ
- 樹脂木の専門業者の回答
- 天然木のソフトウッドは4〜5年で腐りますよ
- ハードウッドは変色や、ささくれが棘になったりしますよ
必ずこのような答えが返ってきて決断に困る事が多いようです。自社で取り扱いのない木材については冷やかな回答が返ってきてまた迷ってしまいます。
日本の気候がウッドデッキ材を進化させてきた?
まずデッキ材を決める前に日本のウッドデッキ材の現状をご説明します。日本でウッドデッキが普及した理由は諸説ありますが、約20年ぐらい前から北米などの2×4住宅の普及でウッドデッキも人気になり、また日本人の感性にぴったりときたようです。北米の乾燥したエリアのウッドデッキはやはり豊富にあるレッドシダーなどが主流ですが、実は気候が乾燥してるのでそう簡単に腐らないようです。
日本で20年前に作られたウッドデッキは、北米と同じレッドシダーなどのデッキが多かったので、防腐塗装をしても10年程度で腐食してしまいました。理由は単純で、日本の場合は梅雨など雨天が長く、湿度が高いので木が腐りやすいからです。
そこでどうしてもウッドデッキを長持させるために登場したのが杉や松など針葉樹に薬品を注入して腐食を遅らせる注入材と、ハードウッドと呼ばれる南洋の広葉樹で主にイぺやウリンなどです。
日本の気候がウッドデッキ材を進化させてきた?
そもそも樹脂木とはいったいどのように作られているのか?プラスチックはもはや誰でも日常生活で目にしたり、使ったりする生活必需品(素材)ですが、正確に言うと合成樹脂と呼ばれ、現在では用途に応じてさまざまな種類があります。
樹脂木は簡単にいえばその合成樹脂と、木材を微粒子状にした木粉を金型から押し出し、成型して作った人工木材です。つまり金型の形状で成型されるデッキの形や質量も決まります。また、プラスチックの種類や木粉との配合パーセンテージで弾力や質感が変わります。
*プラスチックの種類はPEポリエチレンまたはPPポリプロピレンを使う事が多く、配合比率は現在では5:5か6:4(木粉)が多いようです。
注入剤入り木材とハードウッド、そして樹脂木のウッドデッキ比較
薬を注入した木材
推定耐久年数:10年〜20年
ハードウッド
推定耐久年数:20年〜30年
樹脂木のウッドデッキ
推定耐久年数:20年〜30年


樹脂木アールウッド
price弊社のオリジナルブランド「アールウッド」は樹脂木
弊社のオリジナルブランド「アールウッド」は樹脂木です。かれこれ10年以上前から改良を繰り返しながら現在に至っております。アールウッドの特徴は下記になります。

樹脂木を使ったウッドデッキのメリットはこんなにたくさんあります
- 1デッキ材以外に柱材、フェンス材、大引き材、根太材、角材など種類が豊富!
- 2デザインに応じて普通の木材のように加工が可能!
- 3特殊な塗装で着色や木目調の仕上げが可能!
ところで樹脂木ウッドデッキと言えば大手メーカーがほとんどですが、なぜウッドデッキ施工会社が自社でオリジナル商品を持つに至ったのか?
それは長年施工会社としてお客様の御要望をお伺いした結果、御客さまが本当に求めているのはこのようなウッドデッキだからです。
- 1デッキ材以外に柱材、フェンス材、大引き材、根太材、角材など種類が豊富!
- 2デザインに応じて普通の木材のように加工が可能!
- 3特殊な塗装で着色や木目調の仕上げが可能!
つまりは樹脂木であっても通常の木材にような加工性が求められるからです。
- 大手メーカーの樹脂木デッキ
- 大引き、根太などアルミや鋼材で複雑な形状のデッキやフェンスの施工は不可能!
- 弊社のアールウッド
- 支柱、大引き、根太など全て樹脂木アールウッドです。どのような形状のウッドデッキでも施工可能です!また、フェンスも同じアールウッドで一体感のあるデザインに。


樹脂木ウッドデッキの現在の最大の課題と言えば、夏場の炎天下で熱くなることです。弊社ではもともとウッドデッキに日除けのパーゴラやオーニングをお勧めしてます。
それは樹脂木の温度上昇をおさえる効果だけでなくウッドデッキにとってパーゴラは今やウッドデッキをガーデンリビングにする必須アイテムでもあります。
弊社は「一期一会 お客様と真剣に向き合う事」を理念に
お客様にとって最良の木材を開発しご提供してまいります。