洗濯物が増えても大丈夫

新築戸建のお庭への施工です。隣家との境界までが2メートルもありますが、段差と砂利地で使い勝手が悪いので有効活用したいとの事でした。お庭のスペースが4×2メートルの8平米もあれば、お子さんの遊ぶスペースや洗濯物スペースなどへの活用としての広がりとしては十分有効に取れます。
床面、フェンスなど人工木材(アールウッド)を使用しています。今回、施主様がご選択した色はベージュ。フローリングの色に近く、明るい感じが好評いただいています。
フェンスの高さは1メートルで、フェンスとフェンスのすき間を3.7センチとしています。これは目隠しの役割というより、サッシ下部にウッドデッキの床面がフラットになるように作ると、境にある既存メッシュフェンスでは低くなり、小さいお子さんの落下防止としての役割と隙間を詰めることで風通しが悪くなってしまうのを防ぐためです。
室外機の「カバー兼ベンチ」となっています。室外機をウッドデッキの床上にのせることで、排熱による暑さを感じます。それを避けるため、ウッドデッキ下に排熱を流す考え方で設置して、デットスペースとなりうる室外機の上部をベンチ化することで無駄なく有効活用できます。
隣家との謝絶感を和らげるよう、フェンスを間抜きしています。囲まれることによる閉塞感・重厚感も和らぐ効果があるため、選択するお客さまも増えてきています。
奥様ご希望の物干しも同時設置しました。柱材や梁材、竿受けなどの材料は、天然木で強度も強いウリン材を使用していますので、たくさん洗濯物を干していただける事でしょう。ベランダ以外の場所に、このようなスペースがあると、ご家庭では重宝するので人気が高いです。