Let's make a wood deck with DIY

DIYでウッドデッキを作ろう

今回の「ウッドデッキの作り方」はDIY初心者向けの解説です。 既にDIYでいろいろ作られている方の参考にはなりませんので ご了承ください。


Step 1まずは理想のウッドデッキをイメージしよう

Let's image the ideal wood deck first

実はこのイメージが一番大切なことと言えます。ウッドデッキは時間とお金があればだれでも作ることは可能ですが、自分のイメージしたデッキを作らないといずれまた新たなウッドデッキが欲しくなります。
まずはラフなスケッチで良いのでイメージを描いてみては。そして、そのウッドデッキをどのように使うのかも考えてみては。おのずと必要な広さなども決まるはずです。


Step 2情報収集をしよう

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情報収集は大事ですが情報を集めすぎると混乱の原因に

ネットの普及のよってウッドデッキの関連も豊富な情報がありすぎるほどかと思われます。「ウッドデッキの作り方」や「ウッドデッキに最適な木材」、「ウッドデッキの基礎」などさまざまな情報があり何が正しい情報なのか混乱します。実はウッドデッキを作る為の正しい情報などございません。
正しいと言い切る業者はその業者の仕様で商品を売りたい、それだけです。例えば用語にしても在来工法の大工が使う用語で表現したり2×4工法の大工用語であったりします。 ただ一つ言えることはDIYでウッドデッキを作る方にとってその方がたどり着いた方法が正しい。それがDIYです。


Step 3とにかく使う木材を決めてしまおう

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ウッドデッキを成功させる決め手はこの材料の選択です。
とにかく耐久性のよい木材を探すことが大事ですが、特に20,30年もつハードウッドと呼ばれる木材が良いのですが実は耐久性と同じぐらいに大切な要素は形状の安定性です。例えば同じ比重や強度で形状安定性の悪い木を使う場合、DIYでの施工は避けた方がよいかもしれません。
*形状安定性に問題がある木材はこちらを参考に

構造用木材(ウッドデッキ床を支える木材)の決め方

耐久性が良く、形状安定性が良い木材を選びましたらつぎはこの構造用の木材の選択方法になります。実はこの段階で簡単な設計図があるとよいのですが、DIYの場合この設計図を描く事がハードルが高くなりそうです。ここでは簡単に考え方をお知らせします。
隣に簡単な手書き図面の例を載せましたが、これでもDIYの場合あくまで自分が解ればよいので十分です。

仮にウリン材2cm厚のデッキ材で50cmの高さのウッドデッキを作る為の構造材の選び方です。
仮にウッドデッキの構造をデッキ材に近い順に、根太、大引き、束柱と呼ぶことにしますと、ウリンなどハードウッド2cm厚の場合根太の間隔は50cm〜60cmですが、特に正解はありません。どの程度が良いか2本の根太にデッキ3枚ぐらい曳いて実際体験すると良いです。
*試験者の体重でも違います

DIY向きな簡単な計算方法をお伝えします

ポイントは「構造材は断面積で計算せよ!」。ウッドデッキ材が仮に105mm×20mmつまり0.0021m2の場合、

大引き材デッキ材の1.7倍以上の断面積
0.0037m2〜
根太材大引き材の0.5倍以上の断面積
0.0018m2〜

束柱のサイズは9cm角、7cm角、6cm角どれでも高さ50cmの垂直荷重を支える場合問題ありません。

大引き材

0.0037m2以上の断面の木材

12cm×3cm、6cm×6cm、7cm×7cmなど
束柱の間隔は90cm〜120cmまで
*中間の束柱をなくしたい場合は断面積を増やすつまり大引きを2枚にすれば可能です

根太材

0.0018m2以上の断面の木材

6cm×3cm、6cm×6cm、7cm×4cmなど
大引きの間隔は90cm〜150cmまで
*大引きの間隔も根太の断面積を増やすことつまり根太の本数を増やすことで可能です。

上記の説明はウリンなどハードウッドの場合の参考例ですが、実は他のレッドシダーや注入材でも応用できます。簡単に言えばウッドデッキは地面に近い材料ほど太くすることです。
これでご用意するウッドデッキ用木材のイメージができたかと思います。上記の説明はDIY初心者向けの説明でかなり簡略化してます。


Step 4必要な工具を用意しよう

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DIYで施工する場合の最低限必要な工具をご紹介いたします。まず、この工具ではウッドデッキを作る為に1回だけ使用する工具と、今後もDIYを御趣味にする場合とでそろえる工具の質と費用が変わります。

ウッドデッキを1回だけ作る為の必要工具

インパクトドライバー一番安いもの
電動マルノコ設計内容によっては手ノコでも
水平器安いもので可
閉め込用の万力 3個重要です!
その他下穴用キリ、ビス用の皿切、スケール、金具他、ハンマー、スコップ

DIYを続ける場合の工具

インパクトドライバー充電式ドライバー
下穴用ドリル高速タイプ
電動マルノコ安全な使い方を習得してください
水平器30以上の長さのあるもの
角度定規あると便利です
閉め込用の万力 3個重要です!
その他下穴用キリ、ビス用の皿切、スケール、サシガネ、金具他、ハンマー、スコップ

その他、必要なビスや鉄鋼キリ、皿切などが必要です


Step 5情報収集をしよう

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情報収集は大事ですが情報を集めすぎると混乱の原因に

ネットの普及のよってウッドデッキの関連も豊富な情報がありすぎるほどかと思われます。
「ウッドデッキの作り方」や「ウッドデッキに最適な木材」、「ウッドデッキの基礎」などさまざまな情報があり何が正しい情報なのか混乱します。実はウッドデッキを作る為の正しい情報などございません。
正しいと言い切る業者はその業者の仕様で商品を売りたい、それだけです。例えば用語にしても在来工法の大工が使う用語で表現したり2×4工法の大工用語であったりします。 ただ一つ言えることはDIYでウッドデッキを作る方にとってその方がたどり着いた方法が正しい。それがDIYです。


Step 6ウッドデッキの基礎を作ろう

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ウッドデッキの作り方の参考文献などで調べるとこの基礎作りが大変と書かれているケースがほとんんどです。DIYウッドデッキ壁ともいえる基礎作りですが、実それほど難しくでありません。

これからウッドデッキを作る方 ほとんどが下記ような心配をされます。

  • 1庭の地盤が柔らかくデッキが沈むのでは?
  • 2ウッドデッキの下は全てコンクリートが良いのでは?
  • 3家の基礎のようにしなければ?
  • 3基礎を地面にコンクリートで固定しないとウッドデッキが動くのでは?

これらの心配はほとんどご無用です!

ウッドデッキ用の基礎はホームセンターで購入できます。

まずウッドデッキの重さはハードウッドでも1㎡=40kgぐらいで仮に人が載った場合でも120kg〜150kgぐらいの荷重です。それを束柱1本で支えるイメージです。
*当然、家屋をささえる基礎とは全く荷重の設定が違います。

地盤の強度は感覚で十分です。ウッドデッキを作る場所で、ジャンピンングしてみて沈む間隔があれば転圧を掛けます。転圧の方法は簡単なものでハードウッドの角材などを押し込む大人などが何度もジャンプするとことでも可能です。

それでも地盤に心配が残る場合はコンクリートの平板、大きなもので30cm×40cmなどもあります。それを基礎石の下に引いてから施工してください。
*基礎石の下にコンクリートのベース基礎を打ったりする必要はありません。

簡単な基礎のレベルの取り方

レベルを取る為に固定用の木材をここでは長材、短材と略称します。まず、レベル用の長材、短材をホームセンターで購入します。これは一番安いSPF材などで十分ですが長材はできる限りまっすぐなものが良いです。次に基準になる基礎と束柱を設置します。

こちらの基準基礎と束柱は設定するデッキの高さから根太とデッキの厚さ、基礎の高さを引いて束柱の長さを切ります。デッキの設定高さ50cm、デッキ2cm厚、根太6cm厚大引きは束柱の側面に固定の場合は計算に入れない

50cm-2cm-6cm-基礎の高さ=束柱の高さです

糸を使う簡単な基礎レベル測定

その次は基礎石を大引き位置に設置し転圧を掛けて置きます。大引きの一番端に短材を打ち付け写真のように糸をはります。糸はなるべく強く張り、写真のように束柱の長さを測定していきます。後はその束柱の長さをマルノコや手ノコでカットします。

2列目は長材で同じように基準基礎束柱を固定して同じ要領で 基礎と束柱を設置する方法です。

長材を使う簡単な基礎レベル測定

糸を使うケースと全く一緒ですが、基準になる基礎と束柱は完全に固定します。その次は基礎石を大引き位置に設置し転圧を掛けて置きます。大引きの一番端に短材を打ち付け写真のように長材を固定します。後は長材を写真のように束柱の長さを測定していきます。後はその束柱の長さをマルノコや手ノコでカットします。

2列目は長材で同じように基準基礎束柱を固定して同じ要領で基礎と束柱を設置する方法です。

これでウッドデッキの基礎は完成しました。


Step 7大引きと根太を固定しよう

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大引きの簡単な取り付け方法

大引きの種類が板材の場合は写真のように束柱にステンレスビスで固定しますが推奨するビスの太さは5mm以上で5mmのビスの場合は 下穴は4.5mmの鉄鋼キリがおすすめです。ビスの本数は2本以上です。木材はなるべく束柱と揃うように取り付けます。
大引きの種類が角材の場合写真では束柱、大引きとも7cm角ですが、大引きと束柱を写真ようにL型金具で固定します。
*木材を斜め方向から固定する方法もありますがDIY初心者の場合はおすすめしておりません。

根太の簡単な取り付け方法

根太の簡単な取り付け方法 根太材の取り付け位置に鉛筆で印をつけます。重要な事は根太は家の外壁となるべく垂直に取り付けることです。簡単な方法はサシガネを当てて垂直を取る方法や、ウッドデッキの出幅が2m以上ある時は写真のように3:4:5の比率で根太の角度を決めます。

根太と大引きの固定は写真のようL型金具と短いステンレスビスで固定しますが推奨するビスの太さは3mm以上で3mmのビスの場合は下穴は2.5mmの鉄鋼キリがおすすめです。ビスの本数は2本以上です。こちらも斜め方向から根太を固定する方法もありますがDIYではお勧めできません。
根太は実際のデッキより長めにして後から余分な分を切る方法が適切です。


Step 8ウッドデッキの床板を固定しよう

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床板の簡単な取り付け方法

ウッドデッキの床を取り付ける訳ですが、ここでは基本的な簡単の方法をご説明いたします。まず、デッキ材の長さがウッドデッキより短い場合ですが、2枚根太の上でつなぐ必要があります。つなぎを入れる根太の中心に中心線を鉛筆でいれます。そしてその中心線からそれぞれのデッキ材の長さをスケールで測り、あらかじめウッドデッキ材を切りそろえておきます。

中心線は木材の本数に余裕がある場合1本ずつずらすことでデッキがきれいに見える方法も可能です。デッキを貼る場合の手順はDIYの場合は、1枚ずつ万力で根太に固定しながら皿切穴、下穴をあけてビスを打つこの繰り返しになります。万力で締めこむ理由は木材の反りを修正しながらデッキ床材がしっかりと根太材に密着した状態でネジを締め込む必要があるからです。そて次の2枚目を貼る時はデッキの目地を均等にする為目地用のパッキン5mm程度で挟む必要があります。パッキンは硬いものなら何でも良いですが3枚程度ご用意が必要です。

使用するビスは茶色の頭に四角の専用ネジ回しが付いておりますが、ハードウッドのような硬い木材は+ネジではすぐに力負けして折れたり、ネジ山がだめになります。またビスが茶色でデッキのビスが目立たない為、ウッドデッキもきれいに見えます。
*ホームセンターで金属の丸い5cm程度の座金に紐を通したものなど

幕板の簡単な取り付け方法

ウッドデッキの床材をビスで固定しましたら、根太の先端部を手ノコできれいに切断して側面に幕板を取り付けますが、同じく幕板は長さを切り万力でしっかりと固定してからビスで固定していきます。


Step 9長方形のウッドデッキの完成!!

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以上で簡単な長方形のDIYウッドッキの完成です。
ステップやフェンスもこの方法の延長で挑戦できます。