how to choose the wood

木材の選び方

いざウッドデッキがほしいと考えても、どの木材が一番いいかのか迷います。「そこが知りたい!」そんなお客様の参考になるよう、経験豊富な施工スタッフがまとめたそれぞれの木の特徴をご紹介いたします。

ウッドデッキに使われる主な木材

wood type for wood deck

アールウッド(樹脂木・人工木材)

アールウッド(樹脂木・人工木材)ベージュ
アールウッド(樹脂木・人工木材)オーク

アールウッド(樹脂木・人工木材)の特徴

木粉50% 樹脂(PE) 50%

コメント

ワールドフォレストの人工木材アールウッドは、2005年より導入後施工実績は800件以上あります。当初の予定よりも大変お客様に好評で天然木材を凌ぐ勢いです。それは天然木材の欠点である白木化し干割れやささくれなどの残念な経年変化なく、10年後、20年後もほぼ同じ質感を保てるから、ベージュとの理由と、弊社の特殊仕上げ塗装で質感がまるで天然木材と変わらないなどお客様のご希望の答えるウッドデッキ材だからです。

商品名アールウッド(樹脂木・人工木材)
輸入元株式会社ワールドフォレスト
原産地中国(浙江省 提携工場)
長所・メリット

耐久性が良く、屋外使用でも腐食、変色がほとんど起きない。また、塗装が可能であり塗装持ちが良い。ハードウッドのイぺ、ウリンより安価です。

短所・デメリット

真夏の炎天下では熱くなりますので、パーゴラやターフの日よけもお勧めです。

ウリン材(天然木材、ハードウッド)

ウリン材(天然木材、ハードウッド)ベージュ
ウリン材(天然木材、ハードウッド)オーク

ウリン材(天然木材、ハードウッド)の特徴

比重が0.96と大変重く硬い広葉樹です。主に東南アジアのボルネオ島に生息し、現地では古くから水上家屋の支柱や短材は屋根瓦代わりに利用するほど、雨や水に強い別名アイアンウッドと現地使用例呼ばれる天然木材です。

コメント

日本で流通しているハードウッドでは、イぺ材とこのウリン材が高品質高耐久として公共工事などで広く利用されてきました。ウッドデッキ材は常に雨にさらされ木材としては、最も過酷な条件で使用されます。その為、重要なのが形状安定性で職人用語で「木が暴れる」現象が最も少ない木材が高品質と言えます。イぺ材は構造材としてはウリンと同等ですが、家庭用のデッキとしては不向きと言えます。それは「ささくれ」や「棘」のなどがイぺの方がかなり多いからです。ウリンは比較的ささくれがなく一般家庭のウッドデッキ材としては最高といえます。

商品名アールウッド(樹脂木・人工木材)
輸入元株式会社ワールドフォレスト
原産地中国(浙江省 提携工場)
長所・メリット

耐久性が大変強く、中には50年以上屋外で使用しているケースもあります。また、良く比較されるイぺ材などと比べて、表面が滑らかで棘やささくれも起きにくいです。

短所・デメリット

ウリンは樹液が出るので使用場所の考慮は必要ですが、樹液はタンニン成分の為漂白材などで落とすことが可能です。


ワールドフォレストで主に使われている木材

The wood that we mainly use

イぺ材

原産地:ブラジルDIY難易度:★★★★★
イぺ材 高級材

ワールドフォレストのウッドデッキ材は創業当初はイぺ材を多く扱っておりした。

施工例でも14年前はほとんどイぺ材のウッドデッキです。 20年ぐらい前から大規模な公共工事のウッドデッキを作る為に大量のハードウッド(イぺ、セランガンバツ、ジャラ)当時は一般のウッドデッキと言えばレッドシダーか薬品の注入木材が主流でしたが、レッドシダーとは比較ないならないほど耐久性が良い木材がイぺ材です。

弊社はもともとウッドデッキの耐久性を重視いておりますのですぐにイぺを採用しました。その後イぺ材は世界的な乱獲などの影響で価格が高騰し競争力を失いました。

メリット
形状安定性、耐久性が抜群に良い。シロアリにも強い。供給も比較的安定していたが、昨今は価格高騰
デメリット
ささくれ、逆目、あり。樹液がアレルギーを起こす可能性あり。

イタウバ材

原産地:ブラジルDIY難易度:★☆☆☆☆
イタウバ材

イタウバ材は南米材であるため在庫量や供給面で情報が少なく、以前は突然供給が途絶えて問題が起きることもあり、在庫が安定している時だけご提案している木材です。

ただデッキ材としては大変扱いやすく肌触りなども好評ですが、木目にまだらの模様があります。

メリット
比重からの推測で耐久性はイペ、ウリンに劣が、加工性が良い。ささくれはほとんどなく、表面はなめらか。安定供給は不明
デメリット
材料にまだら模様あり、但し経年変化で消える。形状安定性に多少問題あり。

セランガンバツ

原産地:インドネシアDIY難易度:★★★☆☆
セランガンバツ材

セランガンバツ材は比較的安価で供給量も安定しておりますが、形状安定性やささくれなどウリンと比較すると扱いずらい木材です。

現在弊社ではセランガンバツに特殊処理をして改良する試験中です。試験が成功した場合イぺやウリン以上に素晴らしいハードウッドになります。

メリット
耐久性は15年程度、比較的安定供給。加工性が良い。
デメリット
ささくれ、形状安定性に問題あり。材料により品質にばらつきがある。ピンホール穴が若干ある。

ウッドデッキに使われるその他の木材

wood type for wood deck

クマル材

原産地:ブラジル
メリット
イペ材似ている、高比重、高耐久
デメリット
安定供給は不明

ピンカド材

原産地:ミャンマー
メリット
高耐久、形状安定性問題なし。建具にも使用できる。
デメリット
安定供給はほとんど不可能。

マサランデューバ材

原産地:ブラジル
メリット
高耐久、シロアリにも強い
デメリット
形状安定性に問題あり。供給に問題あり

サイプレス材

原産地:オーストラリア
メリット
シロアリに強い、耐久性は15年程度
デメリット
規制により安定供給はむずかしい。節が多い、節抜けの穴が開くことも。

レッドシダー材

原産地:北米
メリット
耐久性は5,6年程度、加工性は良い。木のぬくもりがある。
デメリット
耐久性を考えまめな塗装計画が必要

ワールドフォレストでは従来、上記の木材を使ったオリジナルウッドデッキを製作いたしておりますが、天然木材の在庫状況は変動いたしますのでご了承ください。
また今後、環境問題を配慮し、天然木材の使用は自主的に減らす方向にあります。