理想のカタチを現実のカタチに

マンションとしては、理想があっても、あまり実現しないウッドデッキ＋フルオプションが現実になった貴重例です。バルコニーは専有部と言いつつ管理組合の許可なく色々できない部分ですが、今案件では許可が降りたので設置ができました。
9.5×2.9メートルの大きなルーフバルコニーの奥行き2/3以上の床面、そして周囲には全てフェンスを設置しました。縦貼りフェンスの高さを床面から1.2メートルにしていますが、隙間を2センチに設定、さらに左右コーナーは波型デザイン、一部にのぞき窓にもなるひし形穴の加工を施しています。一辺倒に貼ると、味気のない仕上がりになりがちの縦貼りフェンスですが、少しの加工を施すことで圧迫感を軽減し、柔らかな印象にする「オンリーワン」に仕上がります。
高層階ということもあり、強風の抜ける場所なので柱は既存の柱にしっかり共締めして動かないようにしています。
植木を育てても直射日光が強く、すぐ枯れてしまうほどの環境とのことで、ご希望のパーゴラを設置したことで、日差しを和らげる効果は当然ながら、見た目のインパクトもあります。夏本番には、日よけのターフを巻き付けることで、直射日光も遮れます。
デッキやフェンスと併せ、オプションの中でも注文の多い「デッキと同じ素材」のテーブルとベンチセットです。今回の特注ベンチは、背もたれ付きの上位モデルとなっています。テーブルは中央に蓋を設置してあります。蓋を取ると市販のバーベキューコンロを設置できるようになっています。通常時は蓋があるので見た目もスッキリします。
オプションの中で人気の高い埋め込み式LEDライトも設置しています。設置に際して床下の高さなどに制限がありますが、小さく柔らかい光の点灯で、夜の雰囲気づくりにはおススメです。電源に使用する外部コンセントが無いなどの場合は、ご相談ください。
ステップとともに活用できるスロープも同時設定しています。台車やベビーカーなどもそのままでデッキから降りれますし、ステップが降りづらいお子さんでも滑り台代わりにして降りれます。
床下利用のために蓋を設置しています。収納のほかに床点検や掃除、床板の隙間から落とし物をしたときに拾うなど使い方も色々できます。