ウッドデッキで家族の夢がかないました。

ウッドデッキのご計画の多くは新築のお住まいの計画段階から組み込むケースが大半ですが今回のケースのように長年お住まいの家に施工をご希望される方もおります。特に家で過ごす時間が多くなった２０２０年以降は「今まで考えたこともなかったのにウッドデッキが思いついて御社に問い合わせしました！」と言うお客様が大変増えてまいりました。多くのお客様はテレワークの合間に一息をつく為に庭を眺めてふと気が付き「そういえば庭を使いこなしてないな。」と感じられます。こちらの施工物件もおそらく数年前ではなかなか計画にもあがらないケースで今の時代背景ならではの複雑な要因があって決断まで至ったような気がしてなりません。

もともと広い駐車場のあるお住まいでしたので施工上の問題はありませんでしたが２階からのアクセスは既存のアルミベランダしかなくそれをうまくリフォームする必要がありました。特に注意点は荷重等の強度の問題ですが構造材の組み方で解決することができました。またカーポートは解体することも考えましたがもったいないので残す方向で検討しウッドデッキの支柱をカーポートの屋根を一部カットした穴に通す方法で施工する事になりました。買えば高いカーポートなのでこのような施工方法もお客様から喜ばれます。今回の構造材はロングワイドの間口に対応する為イぺ材とウリン材の併用となりました。

最近弊社で人気急上昇の色は白系のアーボリーとアビスですが今回のケースではデッキ床面をアイボリー、フェンスはオールナットと言う異色の組み合わせとなりました。ウッドデッキは明るい色で広く感じられフェンスはオールナットで家の外観は引き締まった印象になりました。デッキとフェンスの色の組わせは御客様が一番悩まれる事ですが何がお勧めかと考えるとまずは家のデザインにあったフェンスの色とデザインを選択しデッキの色は一番好みの色にすると間違いないようです。それが今回のようにデッキとフェンスの色が変わったとしてもご満足される仕上がりになります。

２０２０年より何か価値観が変わったと言えばちょっと大袈裟ですが確かに言えるのが「足元から見直して快適にしようか」そんな声なき声が聞こえてくるようです。いままでは週末しか家にいないからあまり庭の事も駐車場の事もウッドデッキなんて言葉さえ知らなかった人がネットで検索して相談される時代になりました。お気づきでしょうか？家族で楽しく過ごせる場所は普段住んでいる家の中にあったのです。