庭が広がる！アイデアデッキ

２０２３年７月、神奈川県横須賀市での施工事例のご紹介です。お客様は以前よりウッドデッキをご計画されてましたが、問題点はウッドデッキの柱が車の出し入れの邪魔になってしまう事でした。広く作るには必ず柱が車の導線にきてしまうし、柱をなくすとウッドデッキ自体が小規模になってしまいます。よくあるジレンマですが打ち合わせを重ねご希望をお伺いすると不思議に解決策と妥協点が見つかるものです。今回の施工例は車の導線がテーマのウッドデッキとなりました。

今回の施工例はひな壇形状の擁壁上に家屋、擁壁下が駐車場という新興住宅地で良く目にするタイプの土地形状になります。コの字型に入りこんだ駐車場がなければ広い庭になるのに・・・お客様がそう思われるのもごもっともな形状となります。家を購入後数年間そのような思いをふつふつとさせて何社かのウッドデッキ業者に相談しても問題（柱の位置）は解決できませんでした。ほぼほぼ計画をあきらめかけてましたがWEBでみつけた弊社のHPで多くのアイデアがある施工例をみつけてここならばと思われたようです。問題点は柱が２台駐車の邪魔にならない事。尚且つ家の玄関アプローチの階段の導線の邪魔にならない事でした。そこで弊社のご提案は二重構造のフレームと擁壁のオーバーハング構造を使い支柱が邪魔にならないのに広々としたウッドデッキです。

今回の施工例は柱を極力なくす構造を実現するため構造材もイペやウリンなど強度のあるハードウッドを適材適所使用しております。お客様のご希望でなるべく庭の芝と段差のないデッキに・・・を叶えるため擁壁をうまく利用して強度計算された構造設計をしました。特に重要視したのが既存の人工芝との一体感のあるウッドデッキです。その為玄関サイドからの視界に入るデッキになるべく角のない斜めの形状を使い視覚的な広さも演出しました。デッキの色も人工芝のグリーンによく合うアールウッドのオールナットで統一して高級感のあるデッキになりました

今回の施工例は発想の転換をしてお客様に提案し、それを快くご快諾していただいた事で実現した成果と思われます。それにはまず何を優先順位にするか、どこは妥協できるのかをしっかり打ち合わせする必要があります。今回は車の導線を邪魔しない。ウッドデッキの広さは多少妥協しても良いなど合意形成のもとお客様にとって最適な提案をして実現できた施工例になります。