最高級のウリン材でハイデッキを施工しました。

２０１９年１２月古いウッドデッキのリフォーム工事のご依頼をいただきました。築１５年ぐらいのお住まいは何かとメンテナンスが忙しくなりますが、新築時に施工したウッドデッキが傷み出すのもこの時期になります。多くのケースでは人が上に載るのが危険なレベルも見受けられます。ウッドデッキは２０年ほど前にブームのような現象がありある種おまけ的にハウスメーカーが施工した時期がありました。当時はほとんどのデッキ材がウエスタンレッドシダーで１０年程度で限界に達しほとんどのお客様はデッキは危険でのれないからしばらく放置の状態になります。今回のケースも既存のデッキが腐食した為にやむなくリフォームしました。

弊社は創業当初より主にハードウッドと呼ばれる天然木材を使ったウッドデッキの専門施工会社としてスタートしました。その当時はウッドデッキの主流がソフトウッドで見識の高いお客様は耐久性について疑問が多かったようです。もともと公共工事用のデッキ材として輸入されていたハードウッドですが一般戸建てに利用する会社は珍しい時代でした。１５年ほど前に弊社が施工したウッドデッキで木材の腐食がおきたものは皆無です。やはりウリンやイぺなどのハードウッドの耐久性は間違いないものでした。現在でも特にハイデッキとよばれる高い位置に施工するウッドデッキの構造材としてはウリンやイぺを使っております。その理由は腐食の耐久性や構造材としての強度なのです。

今回の施工事例では構造材はウリン材、イぺ材を使いデッキやフェンスはウリン材を使用しました。当然お客様には経年変化でグレー色の古木になることもご説明ご納得していただいての施工になります。昨今では弊社は大きく分けて二つのタイプまたは考え方を提示してます。それはなるべくコストをおさせてメンテナンスフリーで経年変化で変色しない樹脂木のウッドデッキ。または自然にまかせて劣化自体も味の内である。多少の棘も割れも天然木のウッドデッキです。極端に方向性が違う提案ですが現在ではお客様の趣向も多様化しております。

創業当初はハードウッド天然木が専門でしたが、この１５年の間には何度か天然木の乱獲のよる枯渇または輸出規制等により以上な品薄危機がありました。おそらく天然木ハードウッドが潤沢に流通する時代はすでに過去となりつつあります。樹脂木ウッドデッキは今後も技術革新しながらこの市場に流通しますが天然木に関しては楽観的な未来は実は思い描けないかもしれません。