お庭を部屋のようなプライベート空間に！

２０２０年９月神奈川県茅ケ崎市の施工例です。お客様はお住まいの新築時より理想の庭を造られました。広いお庭にウッドデッキと天然芝、そして境界には目隠しにもなるコニファー系の樹木を多数植えるすてきな庭作りでした。そして１０年の歳月が流れてふと気が付けばコニファー系樹木はかなりの大木になり、天然芝は雑草のように伸びてしまいました。成長しすぎるコニファー系樹木そしてメンテナンスが大変な天然芝は理想とは逆に庭の悩ましい問題にもなります。

そこで庭を思いきってリフォームするご相談をいただきました。既にお客様の中では植木の多くを処分して高さのある目隠しフェンスで周囲を囲う計画でした。また庭にリビングのような落ち着く空間を作りたいとのご希望がありました。そこでパーゴラとオーニングテントのあるウッドデッキ、空間の仕切りである目隠しフェンスをご提案しました。植木はシンボルツリーとおきにいりの低木以外はすべて伐採し外周部は高めの目隠しフェンスで囲むことでプライベートな空間を作りだし、デッキは屋根にもなるオーニングテントでさらに部屋のようなイメージ作りをしました。玄関アプローチの開口部は大きくとることで圧迫感のないデザインになりました。また当初は計画の中になかった芝の件もメンテナンスフリーな人工芝にすべて張り替えをご提案しました。

最近定着しつつあるガーデンリビングという言葉がありますが、文字通り庭にリビングのようなくつろぎのある空間を作る事です。ウッドデッキはまさにのような消費マインドで伸びてきた商品といえます。特に最近はステイホームと言う時流もあり庭の在り方を考える時間が増えたようです。従来庭とは歳月と手間をかけて作りあげていくのが日本の伝統でした。現代では在宅とはいえ仕事に忙しく追われているのが一般的の方の日常で、家にいてもゆっくり庭いじりとはいかないものです。今回の施工例は弊社でも良くご要望となるメンテナンスフリーとプライバシーが基本的は提案になります。つまりウッドデッキやフェンスは人工木、芝は人工芝そしてプライバシーは目隠しフェンスと日よけのオーニングです。

人工木のデッキを扱って早10年以上の歳月が経ちますが以前と比べてお客様の抵抗感がかなり少なくなったようです。このデッキもそうですが人工芝に至っても製品の質感の進歩はめざましいものがありあえてメンテナンスが大変な天然ものを使う必然性がなくなったのかもしれません。