擁壁の上だからこそウッドデッキ！

２０２４年7月、千葉県船橋市の施工例をご紹介します。お客様は新築のお住まいを購入する計画段階より弊社にご相談されました。多くの施工実績とアールウッドの品質や構造設計の安心感から弊社に決めていただいたようです。今回の施工例は新規宅地開発により擁壁の上に家屋のある物件で擁壁下の土地が有効利用されるにはウッドデッキが必須になります。はじめは敷地全体を検討されてましたが費用との兼ね合いでこのデザインに決まりました。

ハイデッキつまり空中に高く持ち上げるウッドデッキをご検討の方の多くが最初に思いつくのが鉄骨の頑丈そうな足回りのウッドデッキと思われます。特に新築でお住まいを購入した場合耐久性も考慮して鉄骨が良いと思われるのが当然かもしれません。しかし実際に鉄骨の土台を組み入れたウッドデッキの見積もりを見てほとんどの方が唖然とするのも当然です。多くのケースでちょっとした平屋の家が建つぐらいの見積もりが普通だからです。なぜ鉄骨が高いか？それは構造部つまり鉄骨の土台を組む業者は専門の鉄骨屋さんで、工場で部材をすべて加工し現場ではクレーンを使い施工します。もともと値段の高い鉄材にコストのかかる施工方法がすでに構造部のコストに載ってしまいそれが外注化でウッドデッキのコストに二重にかかるのでこのような高額な見積もりになります。

先ほど鉄骨の土台にした場合なぜ価格が高額になるのか？ご説明しましたがこれはあくまでお客様の費用感によりそれでも鉄骨の安心感が欲しい方もおられます。しかし多くのお客様にとってはウッドデッキつまり家族でくつろぐ程度のテラスであるウッドデッキに重工な鉄骨構造はあきらかにオーバースペックになります。これは鉄骨という構造材がそもそもウッドデッキ用ではなくもっとはるかに重量のある建物を支えるためのものだからです。弊社はあえて鉄骨土台は使わずそれに匹敵する強度と耐久性のあるハードウッド、ウリン、イペをを土台部に使っております。ハードウッドの場合はクレーンを使う必要もなく外注業者に作業を委託する必要もありません。そしてなにより弊社の手慣れた専門スタッフが効率良く施工するため無駄な施工費も浮く為その分はお客様に還元できるのでこの価格になります。

先ほど鉄骨土台は使わない、自社専門スタッフが効率良く施工する弊社の方針をご説明しましたがそれと最も重要な弊社の方針としてウッドデッキ材を自社輸入している事です。ウッドデッキは今回の千葉県船橋市の物件のように新築でお住まいを購入されたお客様が生涯にわたり生活の一部として使うものです。専門業者としての使命で耐久性や品質が良いデッキを提供したい。それには厳選された素材を低コストでご提供する為直輸入との結論になります。